著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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・BTCとBCHの正の相関

GoogleTrendsより作成

12/15、主要暗号資産の中でも特にBCH(ビットコインキャッシュ)は7%近く上昇し、堅調さが目立った。

BCHは、11/15にハードフォークを終えたのは記憶に新しいが、Google検索では「BCH Hard Fork」(上図灰色)の検索増加と連動して「Bitcoin Cash」のセンチメントも上昇していたが、その材料を消化して以降、センチメントは一旦ピークを迎えて停滞方向だ(上図赤矢印)。

直近で目新しい材料を確認できないBCHだが、BTCから分岐して誕生した暗号資産であるため、BCHとBTCはセンチメント(上図「Bitcoin」対「Bitcoin Cash」参考)において互いに正の相関関係が見られる。そこで、次項では価格の相関状況について確認したい。

・ビットコインキャッシュとビットコイン、バランスを取る動きが見られるか?

BCHJPY 4時間足 BIDチャート (当社取引ツールより作成)

12/15、BCHJPYは堅調な推移を見せ、上図26,460円(赤矢印)が下限でサポートされ、それをベースに引いた水平チャネルのミッド(29,895円)でもサポートされている形だ。26,460円を下回らない限り、チャネルで見るターゲットプライスは上限33,330円である

BTCJPY 4時間足 BIDチャート (当社取引ツールより作成)

BTCJPYは、BCHJPYと同様の時間足となる上図赤矢印をベースに赤チャネルを引くと、ミッドで抵抗されている形となっている。BCHJPYとBTCJPYを比較すると、ミッドを境にBCHが先行して上昇しているように受け取れるが、11/25以降は概ね相関した値動きを取っていると言えるだろう。

従って、今後の値動きについても正の相関関係が維持されると仮定すると、どちらか一方がレジスタンス・サポートとなるミッドを明確にブレイクすることによって、双方とも動意付く可能性が想定される。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。