著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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LTC取引高シェアを占めるアセットは何か

暗号資産分析会社のCryptoCompare(cryptocompare.com)によると、1か月あたりのLTCの取引高シェアは、1位USDT(テザー)約62%2位BTC(ビットコイン)約14%3位USD(ドル)約8%となっており(8/15午後2時半時点)、これらだけで8割(約84%)のシェアを占めているようだ。

本稿では、これらのアセットとLTCの動向を比較することで、LTCの方向性を模索できる可能性について推考してみたい。

具体的には、USDT時価総額、BTCドミナンス、ドルインデックスの3つの指標を基に、今年7/20から続くLTCの上昇トレンドの継続性について想定をしてみる。

3つの指標とLTCの関係

まず、USDT時価総額、BTCドミナンス、ドルインデックスとLTCの関係を整理する。

①:<LTC VS. USDT時価総額>
本レポートにおける時価総額とは、発行数量と現在価格を掛け合わせた値を表す。上述したLTC取引高シェアを踏まえると、USDTの新規発行(Mint:ミント)は、LTCやその他のアルトコインの買いに充てるアセットの流通量が増加することが想定され、逆に、USDTの焼却(Burn:バーン)は、LTCやその他のアルトコインの流通量減少を意味していると考えられる。

②:<LTC VS. BTCドミナンス>
BTCドミナンスは暗号資産全体の時価総額に占めるBTCの割合を表す。
BTCドミナンスが50%を下回る場合は、BTCからLTCやその他アルトコインへ交換が活発である状況を表し、BTCドミナンスが50%を上回る場合は、LTCやその他アルトコインからBTCへの交換が活発である状況だと言える。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。