著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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チャネル上限到達で達成感

QTUMJPY 4時間足チャート(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)

QTUMJPYは4時間足でみると、上昇トレンドライン(始点:694.86円、終点:844.147円)を3月26日の高値(986.549円)にあてがった上昇チャネルの上限(1,130円)に到達したようだ。

上値達成感が意識され、バンドウォーク終焉を示唆しているような状態になっている。今後、調整局面入りとなる場合は、ボリンジャーバンドの20日移動平均線との乖離を埋めるような流れになることが想定でき、現在の水準で見るとブレイク前の高値(940円)を下値余地として意識しておきたい(上図参照)。

今月に入り続いているQTUMJPYの上げ足は、4月1日午前9時にQtumが公式ツイッターで、Global Vaccine Alliance(GAVI)を支援するスウェーデンの非営利団体であるVaccine Forward(ワクチンフォワード)と連携し、世界92カ国でコロナワクチンの支援をすると報告したことを好感されたことが背景としてある。

この材料が好感されたことで市場が消化したことや上述の上値達成感を踏まえれば、暗号資産全体の盛り上がり等、別の材料がなければ調整入りし易い環境であるとも考えられるだろう。

暗号資産市場としては、4月1日午後11時に控えている米国ISM製造業景況指数や4月2日の3月雇用統計によっては、ドルや米10年債の需給の変動も注視する必要があり、結果によってはリスクオフムードとなり、暗号資産市場にも波及するような展開も想定しておく必要があるだろう。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。