著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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市場モメンタムは先導銘柄BATの後を追う

BAT/JPY 日足 Bid(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)

上図は、BAT/JPYの日足チャート(2021年初来)である。これまでの軌跡を見ると、4月上旬まで第5ベース*を形成し、典型的な上昇チャートを描いていた。

※第5ベース:ハイパーグロース(急成長)銘柄における、第5上昇局面のこと
(Daily Market Report 2021/03/19「テンバガーの可能性あり?~BAT(ベーシック アテンション トークン)モデル完結編~」参照)

また、BATは、当社取扱い銘柄における年初来の価格上昇率1位となっており、暗号資産の上昇モメンタムを牽引する“先導銘柄”といえる。
(Daily Market Report 2021/04/26「時価総額46兆円失った今こそ見たい暗号資産ランキング/ ETH(イーサリアム)が見せた小さな予兆を分析」参照)

般的に“先導銘柄”の趨勢は、市場全体のモメンタムに波及していくため、市場が先導銘柄の後追いをする。したがってBATの今後の行方は、暗号資産市場のモメンタムに影響を与えるかもしれないとの仮説を立てて分析してみた。

以下では、まず足元のBAT/JPYの動きを確認し、今後のシナリオを整理してみる。

足元では、第5ベースの基準ラインを割り込み、“ベース崩壊”が発生した状況となり、第4ベースライン付近まで調整が継続した。

ここまでの調整は、”第5ベースの到達は上昇サイクルの一巡”通りの、ベースパターン終焉を確認し、リセット期間へ移行したことを意味する(上昇第1ベースから上昇第5ベースまでの上昇局面が終了して、新たなトレンド局面入りへの踊り場期間)。また、4/26には“ベース崩壊”後の初反発日となり、50日単純移動平均線(黄色線、以下50MA)まで復帰した。

次に、今後のシナリオを整理する。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。