著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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4/20にBTC(ビットコイン)は半減期を迎えたことで、一旦材料出尽くし感のある状況となっている中、先日4/30に香港証券取引所にてBTCとETH(イーサリアム)の現物ETFが上場されたというトピックスがあった。

今回は香港の現物ETFを受けて、2024年1月の米国でのBTC現物ETF承認前後の価格変動を振り返りながら、今後のBTCについて考察したい。

・米国でのBTC現物ETF上場時を振り返る

当社WEBサイトより作成

上図は、2023/11/1~2024/1/31のBTC/JPYの日足チャートである。

2023年全体のBTCの動向から振り返ると、2023/1/1の210万円付近から、2023年の年末まで地道に価格を上げてきた。

特に米国でのBTC現物ETFの承認への期待から、2023/10/15に404万円だったBTCは、2023/10/24に500万円台まで価格を上昇し、2023年12月には600万円台まで回復した。

600万円台は、新型コロナウイルスのオミクロン変異株の影響で、株式・為替市場と共にBTCが急落した2021年11月以来の価格である。

その後、650万円の壁を超えることができなかったが、2024/1/10にBTC現物ETFの承認を受け、翌1/11にBTCは一時707万円まで上昇した。しかし、事実売りからか、その直後には反落することとなった。

このように、米国でのBTC現物ETFの期待が高まった2023年10月頃の400万円から、実際に承認された2024年1月の700万円まで、約3カ月間で75%の上昇を見せてきたことになる。

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