著者 DMM Bitcoin マーケットレポート
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・金価格のアノマリーを探る
Bloombergより当社作成
上図は、各年の7月を起点として、過去4年間におけるNY(ニューヨーク)金価格の推移を1年間ごとに指数化した比較チャートである。
上図のように、夏場の7月を起点とした場合、少なくとも過去4年間では、年末年始の時期において金価格が7月初頭の水準を上回る傾向にあることが分かる。
年末年始の金価格には、夏場と比較して強含む傾向があると考えられそうだ。
安全資産や無国籍通貨と呼ばれる金ゆえに、世界情勢変化などの有事に反応しやすい反面、普段はボラティリティも他のアセットと比べて低いが、こうした傾向は1つのアノマリーと捉えられるだろう。
そもそも、アノマリーとは相場の経験則を意味するものであり、明確な根拠づけは難しいとされる。
しかし、古くからアノマリーは多くの投資家心理に影響を与えており、「麦わら帽子は冬に買え」等、過去の経験則に沿った相場格言も多く存在する。
本稿では、金価格との連動を目指すZPGに、金価格のアノマリーを重ねて今後の見通しを検証してみたい。