著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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・6月からのBTCの動向

当社取引ツールより作成

上図は、2023/6/1から7/25までのBTC/JPYの日足のチャートに移動平均線を示したものである。

6月からのBTCの動向をから振り返ると、350万円付近まで下落した後に450万円台まで反発も、現在は405万円付近での取引となっている。

6/5に、SEC(米証券取引委員会)が大手の暗号資産取引所バイナンスを提訴したことで、BTCを含む幅広い銘柄が急落した。

翌日の6/6には、大手暗号資産取引所コインベースも同様に提訴され、連日のネガティブ材料で350万円割れまで下落したものの、目先の材料出尽くし感が出たのか同日中に急反発を描き、6/5の下落幅をほぼ取り戻す事となった。

ビットコインを含む暗号資産市場には向かい風が続く展開が待ち受けているかと思われていたが、6/15に世界最大手の資産運用会社ブラックロックがビットコイン現物ETF(上場投資信託)をSECに申請すると表明したことから流れは一変した。

さらに、それに追随するかのように、米国資産運用最大手のフィデリティもビットコイン現物ETFの上場をSECに申請した(6/30 Reuters)ことが明らかになり、BTCは6/1の370万円台から7/3に450万円台まで上昇した。

このまま勢いにのって上昇を継続できるかと思われたが、短期間での急騰への高値警戒感や7/27に控えていたFOMC(連邦公開市場委員会)の政策方針の発表に対する様子見ムードが重なり、発表直前のBTCは410万円台で推移していた。

そんな中、FOMCの発表内容は6月の据え置きに対して、7月は利上げを実施する結果となった。

これを受け、BTCは403万円付近まで下押した。

本稿では、FOMCの結果を受けての今後のBTCの展開について考察していきたい。

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