著者 DMM Bitcoin マーケットレポート
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当社価格データより作成
上図は、2023/1/1から6/13までの当社取扱銘柄における価格上昇率の上位10銘柄をピックアップしてグラフ化したものである。
年初来安値を更新する暗号資産も存在する状況の中、XRP(リップル)はBTC(ビットコイン)に次ぐ上昇率であり、前述の要因からの影響は軽微であるようだ。
6月に入り、SEC(米国証券取引委員会)による暗号資産規制論や、米大手投資アプリのロビンフッド社による一部暗号資産の上場廃止によってアルトコイン全般が大きく下落した。
特に、6/9にロビンフッド社によるSECが規制対象として掲げたSOL(ソラナ)、MATIC(ポリゴン)、ADA(カルダノ)の上場廃止はアルトコインの大幅下落を引き起こし、6/9~6/10のうちに数十パーセント以上も下落するアルトコインも珍しくない状況となった。
一方で、このような状況にもかかわらず、XRPは最大でも4%程度の下落と被害を最小限に抑え、さらにはSECによる攻撃の余韻が残る6/13には、2022/5以来となる一時約78円の高値を付けるなど奮闘している。
この理由については、これまで当社マーケットレポートでも扱ってきた通り、リップル社とSECの訴訟においてリップル社が優勢な状況にあるとたびたび報じられていることに加え、訴訟が今年中に決着がつくとされる見方による影響が大きいと考えられるだろう。