著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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・過去のビットコイン半減期をビットコイン指数で確認する

S&Pビットコイン指数の日足片対数グラフ(Bloombergより当社作成)

上図は、S&Pビットコイン指数(SPBTC index)のUSD建て日足片対数グラフ(期間:2014/1/1~現在)である。

S&Pビットコイン指数とは、S&Pグローバル社が、流動性と時価総額の基準を満たしながら、広く認識されたオープンな取引所で取引されている暗号資産のベンチマークとして機能するように設計した、S&P暗号資産指数の1つである。

赤垂直線は直近2回のビットコイン半減期である。そして、そこから最高値をつけ、下落しはじめるまでの期間を赤水平線、最高値から次回半減期までの期間を青水平線で示している。

赤水平線は、すべて同じ長さで作成している。つまり、興味深いことに、半減期後から最高値をつけるまでの期間は、直近2回でほぼ同じであることがわかる。

具体的には、2回目の半減期は2016/7/8であり、高値をつけた2017/12/18までは528日、3回目の半減期は2020/5/11であり、高値をつけた2011/11/9までは547日であった。

上昇幅については、2016年の時(約2800%上昇)よりも2020年の方(約770%)が小さくなっている。半減期の特性上、半減される枚数比率は同じでも、実際に半減される枚数は過去半減期より少なくなるからであろうか。

よって、期間に加えて上昇幅を考える際には、半減期を重ねる度に上昇幅が小さくなる可能性を考慮してみてもいいだろう。

次回の半減期は、現在のところ2024年4月頃に訪れるとされているため今から上記傾向を念頭に置いたトレード戦略を考えたい。

上述した過去の結果に基づいて考えると、2025年9月頃に高値となる可能性が考えられるだろう。また、トレード戦略の1例として、ビットコイン積立について、過去当社レポートを参考にしていただきたい(2023/4/12「ビットコインを毎月1万円購入していた場合の損益は?意外な結果に驚き!!」)。

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