著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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・4月17日からの騰落率

騰落率ランキング(期間2023/4/17 – 2023/5/16)
当社クローズレート(Bid)より作成

上図は、過去一カ月(4/17~5/16)における当社取扱い銘柄の騰落率のランキングである。

4/17までに取扱いがあった26銘柄中24銘柄が下落しており、下落率6位以降の銘柄はすべて10%を超える下落となった。

これに対して、TRX(トロン)は10%超えの上昇を記録しているが、これはTronの創設者であるジャスティン・サン氏の「ミームコイン及び有望なプロジェクトへの積極的な取引を開始する」との発言によるところが大きいと思われる。

また、ZPG(ジパングコイン)は、後述する米債務上限問題を背景に「安全資産」といわれる金(GOLD)の需要増加によるGOLD価格の上昇を受け、しっかりとした動きとなっている。

こうした中で、暗号資産の代名詞であるBTC(ビットコイン)は6.95%の下落と、下落銘柄の中では健闘している。

下落幅が小さい理由として、5/16 マーケットレポート「BTCは340万円まで下落。ミームコインバブルの裏でBTCは下値を固めるか」でも記載したように、BRC-20規格(BTCのブロックチェーン上で取引できる規格)で作成されたミームコインの影響もあろうか。

下落基調にある暗号資産市場であるが、ここにきてアメリカの債務上限問題がまとまらず、世界の金融市場の混乱を招く懸念が浮上している。

次項以降では、現時点でのアメリカの債務上限問題の状況を整理し、今後のBTCの展開を考察する。

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