著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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・BCH(ビットコインキャッシュ)、5/9は3日ぶりに8.5%超の反騰

BCH/JPY 日足Bidチャート(当社取引ツールより作成)

上図は、当社取引ツールのヒストリカル・ボラティリティを描画したBCH/JPYの日足チャートである(期間:2022年11月~現在)。

上記期間のBCH/JPYの値動きを確認すると、内側(桃線)と外側(黄線)の2段階のレンジに分けられる。

内側の上限は昨年11月高値につけた18,400円で、今年に入ってからも3度頭を抑えられており、昨日5/9の反発後の展開でも特に意識しておきたいラインといえる。

内側の下限である14,300円は今年3月の米銀行の信用不安問題の頃につけた安値で、今回5/9の反騰によって、サポートとして新たに意識された価格となる。

外側の上限は20,589円で、今年2月につけた年初来高値であるが、1月からの暗号資産市場の続伸による過熱感や高値警戒感から失速した。3月の信用不安問題を受けた続落もあり、際立っているラインとなる。

外側の下限は、2022年11月につけた12,239円で、当時の米国のインフレと利上げによる景気失速への懸念から、世界的にリスク資産が下落した時期につけた安値となる。

足元のBCH/JPYは4/17に18,400円をつけてからは14,300円まで下落基調となっていたが、5/9に8.5%超の反発を見せた。

反発の要因として、特に材料視されているのは、5/15に控えたネットワークアップグレード「The May 2023 upgrade」だろう。

BCHのネットワークアップグレードは例年5月と11月に行われており、前後して動意づくことがある。

14日間の値動きをベースとした変動率を示す、ヒストリカル・ボラティリティをみると、昨年11月の前回のネットワークアップグレードから今年5月にかけて逓減していたが、5/9の上昇で再び急拡大しており、ネットワークアップグレードの期間とボラティリティの連動性が示唆される。

仮に価格に弾みがついたことで上昇を継続させ、18,400円のラインを超えることができれば、20,589円の年初来高値の更新が視野に入るかもしれない。今回のボラティリティ拡大が後押しとなるか要注目である。

なお、BCHのネットワークアップグレードについては、過去にも当社レポートで複数回取り上げており、あわせて参考としていただきたい。

2022年4月18日「ハードフォークを控えたBCH(ビットコインキャッシュ)、フィボナッチの127%水準の47,500円に注目」
2023年1月26日「堅調な暗号資産市場。5月にハードフォークを控えるビットコインキャッシュは?」
2023年3月7日「5月のハードフォークは懸念材料!?BCHはテクニカル面でも重石あり。」

次に、BCHの出来高から取引量の動向を確認する。

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