著者 DMM Bitcoin マーケットレポート
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・BTC(ビットコイン)相場の推移を振り返る
BTC/JPY 日足Bidチャート
上記は、2022年11月から現在までのBTC/JPYの日足チャートである。
去年11月のFTXショック後、12月と今年の1月前半は210万~250万円の間で停滞していたが、1月後半から上昇して300万円越えを達した。
その後、一週間程度約300万円で停滞していたが、2/9に約277万円へ下落した後に強く反発し、2/21には一時、約335万円まで上昇、現在は少し値を下げて約315万円を推移している。
この値動きとチャートを見ると、表題にもある通り、カップウィズハンドル(図中茶線部)が成立したといってもよいだろう(カップウィズハンドルの詳細については、2/7のマーケットレポートで参照)。
また、上記のマーケットレポートでも紹介したが、カップウィズハンドルは下降トレンドから上昇トレンドに大きく転換する場面で見られやすい。
つまり、この観点からは日足レベルのトレンド転換がすでに成立したといっても良いだろう。現在、BTC/JPYは約315万円で推移しているが、この場合、年初来高値である335万円を上抜けできるかがカギになろう。
ただし、一つのチャートパターンが成立したからと言って、必ず今後のトレンドがその通りに行くとは限らない。否定されるときも多々あり、今回の場合で言えば、ハンドル部下限の約277万円を日足レベルで明確に割ってきたときは、再考する必要がある。