著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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・チャートで振り返る今年のBTC

BTC/JPY 週足Bidチャート

上図は、2022/1/1から現在までのBTC/JPY 週足チャートである。

1/1の終値が544万円に対して、12/27の終値は223万円とBTC(ビットコイン)は年初から約59%下落している。

今年は価格に影響を及ぼす重大な出来事がいくつもあった。

本稿では、値動きとともに今年の重大なイベントを大まかに振り返ってみたい。

まず、今年1月の相場はFRB(米連邦準備制度理事会)による金融引締めや早期利上げ議論により、リスクオフの雰囲気で始まった。そのためBTCも1月の終わりごろには400万円台付近まで下落した。

その後、2月後半のロシアによるウクライナ軍事侵攻によって地政学的リスクが高まる中、BTCは健闘し、3月末には600万円台近くまで復帰した。

しかしながら、5月にはステーブルコインの一つとされたTerraUSD(UST)のドルペッグが外れ、裏付け資産とされたTerra(LUNA)がほぼ無価値となるLUNAショックが起こり、BTCも下落、安値328万円を付けた。

その後も、相場の下落によってヘッジファンドのCelsius Network、レンディングプラットフォームのThree Arrows Capitalが破綻し、信用不安が連鎖した結果、BTCは6月には230万円台の安値をつけた。

そして、11月までレンジ相場となった後、FTXの破綻までの一連の騒動、FTXショックが起こり、現在220万円台で推移している。

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