著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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・200日移動平均線まで価格回復

ETH/JPY 週足Bidチャート

上図は、ETH/JPYの日足チャートに200日移動平均線(白線)とボリンジャーバンド(オレンジ線、2σ、20日、終値)を表示したものである。

ETH/JPYは9/22頃から値動きの乏しいレンジ相場となり、ボリンジャーバンドは極端に縮小する状況となっていた。

しかし、10/25の大幅上昇により、ETH/JPYはボリンジャーバンドの2σライン(オレンジ色の上方線)に沿う動きを見せている(通称、バンドウォーク)。このバンドウォークは一般的にトレンド発生と捉えることができるため、ETH/JPYは上昇トレンドに入ったとも言えるかもしれない。

さらに、足元では約半年ぶりに長期目線での節目となる200日移動平均線を上回る水準まで価格は上昇している。5月のルナショック以降に低迷が続いていたETHは転換期を迎えているような反発だ。

上昇トレンドが継続するようなら、8月高値の27万円や心理的節目となる約30万円(約2,000ドル付近)を目指す展開も考えられるかもしれない。

ETHの上昇を支えているのは、直近1週間ほどのマクロ経済環境による側面も大きい。先週(10月第四週)は米国の利上げ観測の後退や、良好なアップル決算が好材料となり、株式をはじめとしたリスク性資産に買いが入った。ハイテク企業に数多く出資しているソフトバンクの株価は昨年11月以来の高値に回復しており、景気敏感銘柄にも追い風が吹いている格好だ。

今週11月第一週は、米国にて市場参加者の注目度が高い指標発表が控えており、材料次第ではトレンドが再び大きく転換することもありそうだ。

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