著者 DMM Bitcoin マーケットレポート
プロフィール:暗号資産交換業者。DMM Bitcoinなら、豊富な取扱い暗号資産(仮想通貨)種類でお取引が可能です。厳重なセキュリティで、お客様が安心して暗号資産のお取引ができる環境を提供します。最短当日に口座開設可能。(暗号資産交換業 関東財務局長 第00010号、第一種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第3189号、加入協会:一般社団法人日本暗号資産取引業協会)
10月は経済指標に加え、暗号資産価格への影響が大きいとされる米テック企業の決算が発表された。今回は10月の指標・決算発表によるBTCの値動きとテクニカル分析から今後の値動きについて考察する。
・相場環境について
表1. 米国経済指標とGAFAM3Q決算
図1.米株指標とBTCの値動き
上の表1は10月に発表された主な経済指標の予想と結果、下の図1は米株指標とBTCの値動き(期間:2022/10/3~28、日足、終値)である。
図1を見てみると、月初と比較して全ての米株指標及びBTCがプラスで推移しており、とりわけNYダウの強さが目立つ。NYダウは、米国で影響力があり長期にわたり成長し続けている企業30社が厳選されている。
NYダウの上昇は、利上げの出口を見据えた動きと思われ、カナダ中銀が26日に実施した0.5ポイントの利上げが市場予想である0.75ポイントを下回る結果だったことが影響を与えているようだ。
アノマリーである年末ラリーや中間選挙を控えて、米国株は上昇する可能性が意識されており、これもNYダウ上昇につながっているかもしれない。
次に表1に記載した特記事項について深堀してみる。