著者 DMM Bitcoin マーケットレポート
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本稿では、ETH(イーサリアム)について、一目均衡表を用いて分析する。
・19万円付近での膠着から抜け出す兆候が?
図. ETH/JPY 日足Bidチャート
図は、ETH/JPY日足チャートに一目均衡表(基準線期間:26日、遅行スパン期間:26日、転換線期間:9日、先行スパン2期間:52日)を設定した図(期間:2022/8~現在)である。
図を見て分かるように、現在のETH/JPYは19万円付近での価格推移となっている。
一目均衡表では転換線(9)・基準線(26)が同水準で推移していることで膠着感が強くなっている一方で、遅行スパン(26)が19万円で好転したことや雲の形状は下降を維持しており、雲上限の22万円をターゲットとした上昇トライの機運が高まりつつあると言えるかもしれない。
一方で、米コアCPIが40年ぶりの上昇率となったことや1年先のインフレ期待が7か月ぶりに上昇したことを背景に、FRB(米連邦準備制度理事会)の利上げ継続、これに伴うドル上昇・暗号資産下落(リスクオフ)の流れが継続することにより、相場が19万円から下放れする展開も想定しておく必要がある。