著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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これまでThe Mergeは複数回にわたって延期されており、様々な紆余曲折を経てきたETH(イーサリアム)であるが、ついにProof of Stake(PoS)に移行する日がやってきた。

The Mergeが近づくにつれてETH/BTCは去年記録した0.087BTCに迫る勢いを見せているが、まずは昨年のETH/USDとETH/BTCの推移を振り返りたい。

昨年(2021年)は暗号資産市場全体が好調だったこともあり、ETH、BTCともに過去最高値をつけるなど記録的な年であった。そのなかでもETHは特に大きな飛躍を遂げている。

実際、2021/1/3は1ETHあたり約0.024BTCであったが、2021/12/8には約0.087BTCと、BTCに対して約3.6倍も上昇しているが、これは、昨年が「NFT元年」であったことが大きな要因のひとつだろう。

一方、周知のとおり今年に入るとNFTは流行から外れた印象もあり、それに伴いETH/BTCは、下落の道を辿ることとなる。

上図は、2022/1/1以降のETH/USD(左軸、緑面)とETH/BTC(右軸、青線)の推移だ。

1/5にETH/BTCは0.0826BTCを記録するものの、以降は5月頃まで0.065~0.075BTCの間で推移。その後、5/11頃のLUNAショックや6/13頃のセルシウスショック、6/16頃のGray GlacierアップデートによるThe Mergeの延期などの悪材料によってETH/BTCは0.05BTC台にまで下落する。

しかし、7月半ば以降、The Mergeの機運が高まり、ETH/BTCは再び上昇気流に乗る。そして9/9には昨年の高値圏である1ETHあたり0.084BTCを記録することとなった。

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