著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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アルトコインの中でもBATが反発を主導

DMM Bitcoinの取引ツールより作成

上図は、6/8を起点とする当社取扱い銘柄の騰落率を表した比較チャートである。

比較チャートでは、依然として全銘柄が6/8の価格を下回っていることが確認できる。

今月上旬は米国の金利引き上げへの思惑や世界景気減速懸念から暗号資産市場は軟調地合いとなったが、6/17からは海外の暗号資産取引所で出金要請が相次ぎ、出金の遅れが生じるなど、市場の警戒感は根強いようだ。

個別に銘柄をみると、時価総額の大きいETH(水色)やBTC(桃色)が値を戻せていないのに対し、比較的時価総額の小さいBAT(赤色)やXYM(橙色)が健闘していることがわかる。

これは、小型株効果(※)のような現象とも捉えられるが、BATのパフォーマンスが一際大きく、何らかの個別材料が反映されている可能性も想定しておきたい。
(※)小型株効果…株式市場で観測されるアノマリーの一つで、時価総額の小さい株式の収益率が平均して大型株を上回りやすいこと

BAT固有のファンダメンタルズとしては、BATがBraveブラウザ利用の報酬で得られるトークンであることが挙げられる。

Braveはプライバシー保護と高速性を売りとしたブラウザであるが、6/16のIEのサポート終了が注目されたことで、一定数の利用者が改めてブラウザについて見直すようになり、そのなかでBraveブラウザに関心が向かった可能性も一考の余地があるだろう。

そこで、Braveブラウザへの注目度を確認するため、Googleトレンドでの「Brave(ウェブブラウザ)」の検索数を確認してみたが、結果は以下の図のようになった。

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