仮想通貨カストディ銀行のアンカレッジ・デジタルは、機関投資家向けの仮想通貨を担保とする融資サービスを拡大させている。

アンカレッジの顧客は、米国の商業銀行であるBankProvとのパートナーシップを通じて、イーサリアムを担保として米ドルの現金にアクセスできるようになった。

発表によると、アンカレッジ・ファイナンシングを通じて、投資家が保有するイーサリアムを清算することなく、米ドル需要を満たすことができるようにする。大量のETHを保有している顧客は、より大きな信用枠にアクセスできる。アンカレッジでは既にビットコインを担保とするローンを提供している。

アンカレッジの共同創設者であるディオゴ・モニカ氏によると、借り手側がリスクデューデリジェンスのチェックに合格すれば、必要なイーサリアムの担保がより少なくなるという。

BankProvのデイブ・マンスフィールド氏は、アンカレッジの担保管理技術は「ワールドクラス」であると述べ、銀行業界にとって信頼できるパートナーであると付け加えた。

アンカレッジは、2021年1月に米国の規制当局の米通貨監督庁から米連邦信託銀行としての認可を取得している