ビットコインはエルサルバドルではBTCが法定通貨となった9月7日に暴落し、仮想通貨市場は大きなボラティリティに直面した。ギャラクシーデジタルのマイク・ノボグラッツCEOは、今回の値動きは予想外ではなかったと述べている。

ノボグラッツ氏はブルームバーグに対して、Visaやアマゾンといった大手企業の話題で「興奮しすぎている」個人投資家に仮想通貨市場が支配されていると語った。

「悪い金融政策に対するヘッジとしてビットコインが購入されているだけではない」と、ノボグラッツ氏は指摘し、「さらに重要なのはWeb3.0だ。それは価値のインターネットだ」と語っている。

ノボグラッツ氏によれば、Visaが非代替性トークン(NFT)を購入したり、アマゾンがデジタル通貨人材を求人しているといった仮想通貨フレンドリーなニュースを受けて、個人投資家が過剰にレバレッジをかけてロングポジションを取っていた。

ノボグラッツ氏は、投資家は興奮しすぎており、9月7日の下落は「気球から少し空気が抜けた」ようなものだと述べている。

ノボグラッツ氏のギャラクシー・デジタルは、エルサルバドルのビットコインウォレットのインフラプロバイア―であるビットゴーの買収をする計画であるため、エルサルバドルのChivoウォレットについてもコメントした。Chivoウォレットはサーバー容量のエラーが発生したが、ノボグラッツ氏は技術的な問題は時間の経過とともに解決されると考えている。