仮想通貨(暗号資産)取引プラットフォームのディーカレットは、東京海上日動火災保険とともにブロックチェーン技術を使った保険契約の業務プロセスの自動化に取り組んでいる。13日に実証試験を実施したことを発表した。
ディーカレットと東京海上日動が共同で、デジタル通貨とブロックチェーンを使った決済の実証実験を実施した。事故発生から保険金支払いまでのプロセスをブロックチェーンで自動化しようとするものだ。
ディーカレットが構築中であるブロックチェーン上でデジタル通貨を発行・管理するプラットフォームを活用して行った。
ブロックチェーン上で保険契約の情報などを事前に登録しておき、事故が発生した際に事故情報をブロックチェーンに読み込ませ、保険金支払い条件に合致したか否かを自動判定し、保険金をデジタル通貨で即時に支払う仕組みを検証した。
またブロックチェーン上で発行したトークンを使い、保険料や保険金の代わりに使い、スマートコントラクトで保険金請求支払業務の実行に関しても有効性を実証した。
出典:ディーカレット発表資料
東京海上日動は、ディーカレットへの出資しており、今回の実証実験は資本業務提携の一環という。今後は今回の実証試験の結果をもとに、より効率的な保険の仕組み作りを検討していくとしている。