ビッグデータ分析を手がける米パランティア社は、顧客からの支払いにビットコインを受け入れる。同社はペイパルを創業したピーター・ティール氏が設立した企業。

CNBCの11日の報道によると、パランティアは2021年第1四半期の決算説明会で、ビットコインによる支払いの受け付けを開始したことを明らかにした。また、テスラやマイクロストラテジー同様に、BTCをバランスシートに加えることを検討しているという。パランティアはビットコインを含めた投資のために20億ドル以上の現金を準備している。

マイクロストラテジーは、ビットコインを準備資産として採用した最初の大手企業の1つで、2020年と2021年に数百万ドル規模の購入を複数回行った。一方のテスラは2月に仮想通貨業界に参入し、15億ドル相当のビットコインを購入したことを発表した。テスラはその後、保有するビットコインの10%を売却し、「バランスシートに現金を保有する代わりにビットコインの流動性を証明する」と述べた。

パランティア創業者のティール氏は、2020年後半に仮想通貨取引を開始したペイパルの設立にも貢献した。4月、ペイパル傘下の決済プラットフォームVenmoは、ビットコインやイーサ(ETH)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)による取引を開始した。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン