ついにCZの堪忍袋の緒が切れたようだ。
仮想通貨取引所大手バイナンスのジャオ・チャンポン(通称CZ)は12日、昨年11月のビットコインキャッシュ のハードフォークで誕生したビットコインSVの上場廃止を示唆した。
Craig Wright is not Satoshi.
— CZ Binance (@cz_binance) 2019年4月12日
Anymore of this sh!t, we delist! https://t.co/hrnt3fDACq
「クレイグ・ライトはサトシじゃない。もう我慢の限界だ。上場廃止だ!」
クレイグ・ライト氏は、ビットコイン創設者サトシ・ナカモトを自称している。nチェーンのチーフ・サイエンティストであり、昨年11月のビットコインキャッシュのハードフォーク(分裂)ではビットコインSVを率いて、ビットコインABCと激しく対立した。
クレイグ・ライト氏がサトシ・ナカモトであるかをめぐっては懐疑的な声が出ている。
最近ライト氏は、ビットコインのライトニングネットワークの普及を目指す「ライトニング聖火リレー(Lightning Torch)」を始めた@hodlonautを名誉毀損で訴えると脅迫。ビットコインマガジンによると、@hodlonautがライト氏に対して「詐欺師」となん度もツイートしたことが理由だという。
今回、CZは怒りが怒りを生む連鎖を断ち切るためにツイッターで上場廃止と発言したと考えられている。
ビットコインSVは執筆時点(4月12日15時30分)までに24時間で9%以上下落した。
(出典:CoinMarketCap「ビットコインSV/米ドル(1日)」)