カナダの投資会社サイファーパンク・ホールディングスは26日、仮想通貨(暗号資産)ビットコインを買い増しし、保有量を増やしたことを明らかにした。同社は2020年6月30日以降、72.978BTC(約1億3000万円)を保有資産に追加した。

同社はこれまで保有していた匿名通貨のモネロとイーサリアムを全て精算。さらに8月27日にクローズした505000カナダドルの私募増資によって、今回のビットコインを調達した。

現在は合計で276.479BTC(約4億9400万円)を保有。これで。同社は世界で9番目に多いビットコイン保有上場企業となった。

記事執筆時点では少なくとも14社の上場企業がビットコインを保有している。これらの合計額は66896.59BTC(約1200億円)となっており、ビットコインの流通量の3.2%を占めている。

カナダ証券取引所で上場しているサイファーパンク・ホールディングスはワサビウォレットやサムライウォレットなど、プライバシーに焦点を当てた事業を展開。リトアニアの実業家でプロポーカーであるアンタナス・グーガがCEOを務めている。

価値の保存手段として現金からビットコインに交換する上場企業は増えているようだ。保有する現金のほとんどをビットコインに変換しているマイクロストラテジーがその顕著な例で、同社は現在38250BTCを保有している。上場企業ではギャラクシーデジタルが16402BTCで2位、ついでスクエアが4709BTCを保有している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン