サイバーセキュリティ企業のエムシソフト(Emsisoft)は25日、ビットコインを要求するランサムウェア「ワナクライ・フェイク」の対策ソフトの無償提供開始を発表した。

ワナクライは2017年に広がった身代金ランサムウェア。「ワナクライ・フェイク」はこの次のバージョンのランサムウェアだ。

ワナクライにコンピュータが感染すると、データが人質になり、アクセスするためにビットコインの支払いが要求される。エムシソフトは「どのような状況になっても連絡を取り合うべきではない」とし、感染した場合でも身代金を支払わないよう警告している。

今後エムシソフトが提供する無料の対策ソフトである復号化ツールはデータを損失することなくファイルが回復できるようにサポートするという。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版