ビットコイン支持派のケイトリン・ロング氏が創業した仮想通貨銀行、カストディアバンクがBTカストディプラットフォームを立ち上げた。
カストディアバンクは11月7日、X(旧ツイッター)上でビットコイン(BTC)カストディサービスの開始を発表した。このサービスは、信託業務を行う企業、投資顧問、ファンドマネージャー、企業の財務担当者などのビジネス向けに提供される。
サービスの開始は、ワイオミング州銀行局からのサービス提供の承認を受けて実現した。
カストディアバンクは、このプラットフォームがビットコイナーによって構築された非貸出型の銀行であり、独自に開発されたビットコインカストディプラットフォームで分別カストディ口座を提供すると強調している。
声明によれば、カストディアバンクは、ビットコインカストディと米ドルサービスを統合した一つのプラットフォームを提供する。これはユーザーの操作を簡素化しリスクを低減するために設計されているという。
カストディアバンクのワイオミング州銀行局からの承認は、同社が直面していた一連の規制上の課題に続くものだ。2023年1月、連邦準備制度への加入申請は、法律下で要求される条件と「矛盾している」として連邦準備理事会により拒否された。その後も連邦準備制度への加入申請の再考要求は拒否されている。
2023年3月の詳細報告書で、連邦準備理事会はカストディアバンクの申請を拒否した理由は、仮想通貨業界に関連する活動が高い集中度を持つ銀行に対する懸念によるものだと述べた。カストディアバンクは2023年8月に業務を開始したが、連邦準備制度はその提案されたビジネスモデルの多くを遮断している。
2020年に設立されたカストディアバンクは、デジタル資産と米ドル決済システムとの橋渡しを目指す銀行だ。この会社は以前はアヴァンティ・ファイナンシャル・グループとして知られ、ワイオミング州シャイアンに拠点を置いている。