著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
Review
米大統領選、開票開始
昨日のBTC相場は米大統領選挙を見つつ一喜一憂する展開。147万円台に上昇、14000ドルに乗せるも、142万円台に反落、しかし直近で149万円と年初来高値を更新、堅調な展開となっている。難易度調整や米株の上昇もあり140万円割れから144万円近辺に値を戻していた。米大統領選挙開票開始と前後してバイデン有利の報を好感してか米株先が上昇、BTCも147万円台と年初来高値に肉薄したが、その後、テキサスやフロリダでトランプが逆転、それまでのバイデン勝利・景気対策で金利低下・ドル売りのポジションが巻き戻され、米株先が反落するとBTCも142万円台に値を落とした。しかしトランプ勝利でも景気対策は実現するとの見方もあり下げ止まると、今度はミシガン・ウィスコンシンでバイデンが逆転、更にETH2.0のジェネシスブロックが12月1日に設定されるとETHが急騰、昨年の円建て高値149万円にあと一歩の水準まで値を伸ばしている。
Outlook
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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。