著者 中村健太郎 (なかむらけんたろう)FXcoin 所属

大手総合商社で為替予約・ポジション管理、トレードファイナンス、バックオフィス等、幅広く財務関連業務の経験あり。海外(シンガポール)では、アジア・大洋州地域のコーポレートファイナンスに従事し、2019年10月より現職。

Review

中国の暗号資産規制に悲観

昨日のBTC相場は大幅に下落。18日に中国の金融業界団体が金融機関による暗号資産関連サービスを禁止、また一部地域ではマイニングを禁止するといった取締りを受け、BTCは軟調に推移。同規制が公表されてからハッシュレートが低下し、その影響もあってか、日中には40,000ドル(約435万円)を割り込む展開となった。その後は200日移動平均線にサポートされ、40,000ドルを回復したものの、40,500ドル(約440万円)付近で上値を抑えられた。海外時間に入り200日移動平均線を割り込むとBTCは急落し、ストップロスを巻き込む形で一時30,000ドル(約330万円)付近まで下落した。急落した場面では、国内外の取引所でも混乱が起こり接続障害が相次いだ。その後は割安感もあってか買戻しが入り、BTCは上昇。未明には一時40,000ドルを回復したが、再び40,500ドル付近で上値を抑えられ、今朝方は38,000ドル(約415万円)から40,000ドルでの推移となっている。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。