著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

Review

好材料続くも上値を抑えられる

昨日のBTC相場は高値圏でのもみ合い。月曜日深夜に41,000ドル(約450万円)に到達、その後も一旦4万ドル(約440万円)近辺まで下げたが、今朝方41,300ドル(約454万円)と小幅ながら戻り高値を更新している。BTCは週末に35,000ドルから4万ドル一歩手前まで上昇すると、著名投資家ポール・チューダー氏のBTC5%保有の意欲表明、MicroStrategy社の5億ドル私募債のオファー完了を受け、5月26日の戻り高値を更新し41,000ドルにワンタッチした。一旦は達成感もあり39,000ドル(約430万円)台に値を落としたが、その後は下げ渋る展開。一方でFT紙がインタートラストが実施したヘッジファンド(HF)100社調査で5年後に暗号資産を平均で資産の7.2%保有すると報じ、またCNBCらが暗号資産投資企業Bitwiseの資金調達にソロスの右腕ドラッケンミラー氏や世界最大のHF、ブリッジウォーターのCEOらが参加したと報じるも上値は重かった。FOX TVがNFTに1億ドル投資するとの報もあり41,000ドル台に上昇したが、足元では4万ドル近辺に値を戻している。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。