著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
Review
2割近い急落
昨日のBTC相場は大きく下落。しばらく350万円で上値を押さえられていたが、代わって上昇していたアルトコインがピークアウトすると一時300万円割れまでの急落。しかし足元では320万円近辺までリバウンドをみせており、年初来で見ると上に行って来いの展開となっている。年初に3万ドルを抜けた後、350万円台まで急騰していたBTC相場だが、時価総額に占めるBTCの割合、ドミナンツが72%でピークアウトするとETHなどアルトコインが上昇する中、上値を押さえられていた。しかし1000ドル突破後、1200ドル近くまで急騰していたETHがピークアウト、LTCやBCHも連れ安となり、時間差を置いてXRPも急騰、急落すると、BTCも小さな三角持ち合いを下にブレーク、下げ足を速め始めた。するとBinanceの先物取引で大規模な清算売りが発生、国内交換所でも250万円台での取引やサーキットブレークが発動される中、一時300万円割れまで急落した。しかしCMEのBTC先物の窓埋めを完了した水準で下げ止まると320万円近辺まで反発を見せている。
Outlook
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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。