著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
Review
金2000ドルクリア
昨日のBTC相場は上値は重いが底堅い展開。週末の急落の半値(120万円台)戻しをクリアしたものの、122万円近くで上値を重くすると、117万円台まで値を下げたが、概ね横ばい圏での取引が続いている。堅調な日米欧の株式市場、中でも史上最高値を更新したNasdaqなどを追い風に加え米ISMが2019年3月以来の高水準となったこともあり122万円近辺まで値を伸ばしていたBTC相場だが、この水準で上値を重くすると、このところ米州時間に上昇してアジア時間に反落するパターンが続いていたことも影響したか119万円台まで値を落とした。しかしリップル社のQ2レポートで同社が2四半期連続で市場売却を見送り、むしろ購入も検討しているとされるとXRPが反発、BTCも反発を見せた。しかし堅調な株式市場をしり目にアジア時間はじりじりと値を下げたが、米州時間に入り金が急上昇、2000ドルをあっさり超えるとBTCもやや持ち直している。
Outlook
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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。