著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
Review
Coinbase上場
昨日のBTC相場は、小さく上に行って来いの展開。一昨日に続き史上最高値を更新、65,000ドル(約710万円)手前まで値を伸ばしたが、小さなダブルトップを形成し反落している。XRPの上昇やTIME紙のBTC保有報道などもありBTC相場は火曜日に3月に付けた史上最高値を更新していたが、米株式市場終了後に発表されたCoinbaseの参照価格250ドルが事前のプライベート市場での取引価格340ドルを下回ったこともあり、BTCは上値を抑えられた。しかし、直接上場の場合はこの参照価格通りに取引がスタートする訳ではなく、従来の直接上場のケースでは3割強上回っているとの見方もあり、期待感もあってかBTCは再び上昇に転じた。しかし65,000ドルを前に上値を押さえられると、63,000ドル(約690万円)を割り込んだが、暗号資産派と目されるゲンスラー委員長が承認され、Coinbase株が381ドルで取引スタート後429ドルまで上昇したこともあり、BTCは64,000ドル(約700万円)まで値を戻したが、同社株が反落すると61,000ドル台(約670万円)まで値を下げた。
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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。