著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

Review

急騰後、もみ合う

昨日のBTC相場は大きく上昇、その後は落ちつき処を探る展開が続いた。キーとなる7000ドル水準を下抜けた後、先月25日の安値6500ドル、日本円で71万円を割り込んだBTC相場だが直後に大きく反発、前回安値付近のストップをトリガーして、達成感からショートの買戻しが殺到した形となった。しかし、前回の反発時の高値圏で上値を抑えられると、以前から話題となっていた中国の仮想通貨詐欺グループのウォレットから110億円相当のETHが移動したとの報にETHに大口売りへの懸念から80万円を割り込むと量子コンピューター実用化に向けIBMが東大に試験機を持ち込むとの報やトランプ大統領の弾劾訴追の下院での可決などに上値を抑えられたが下値は77万円近辺まで。一方で日本の仮想通貨投資家が増加しているとの調査結果やまた最高値を更新した米株など好材料にも79万円で上値を抑えられ、動意の乏しい展開が続いている。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。