著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

ビットコイン・日本円の市況図

Review

Binanceショック

昨日のBTC相場は上値トライするも失敗、その後55万円台に失速するなど、上値の重さを確認する展開となった。週末は目立った材料の無い中57万円近辺で揉み合っていたが、BinanceのCEO、CZ氏が口火を切ったBSV排斥運動もありBCH上昇すると58万円近くまで急伸。その後は、期初という事もあってか、楽天ウォレットの口座開設開始、コインチェックのOTCへのETH・XRP追加、ディーカレットの4/16からのサービス開始など本邦交換所関連の明るい話題が続いたがレンジを上抜けさせるには至らなかった。マネーフォワードの参入延期なども影響したか。そうした中、BinanceがBSVの上場廃止を決定、BCHが急騰する一方でBSVは急落、Blockchain Walletもサポート停止を発表するなどBSV排除の動きが広がると、BTC相場も大きく値を下げている。

Outlook

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。