世界経済フォーラム(WEF)の年次総会であるダボス会議で仮想通貨(暗号資産)に関するセッションが予定されている。

「デジタル通貨のリセット」と題したセッションが25日と28日に開催される。25日のセッションではイングランド銀行アンドリュー・ベイリー総裁やウエスタンユニオンのヒクメット・エルセックCEOなど5人が登壇する。

28日にはシンガポール政府からターマン・シャンムガラトナム上級相や北京拠点の国家金融研究院の朱民院長など4人が登壇する。

セッションでは「新型コロナウイルスは現金からの長期的な移行を加速させた」と書かれており、「中央銀行デジタル通貨の台頭によって、世界中の人々のお金の使い方を変える可能性が高まっている」と指摘している。

さらにセッションの目的として次のよう書かれている。

「デジタル通貨の台頭によってもたらされる機会を活用するためには、どのような政策や実践、パートナーシップが必要なのか」

ダボス会議は金融や世界中のリーダーが参加して5日間開催される。仮想通貨の他には「Tech for good」や「How to Save the Planet」、「Healthy Futures」などが予定されている。

WEFはこれまでにブロックチェーンや仮想通貨の理解のために、多くの取り組みを行なっている。これまでに仮想通貨の作業部会を設立し、2020年12月にはデジタル資産の「価格と投機を超えて」と題した様々なユースケースに焦点を当てた初のレビューを発表したばかりだ。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン