仮想通貨のカストディ(資産管理)サービス企業アンカレッジは、機関投資家向けカストディに関する補償サービスの開始を発表した。ホットウォレットとコールドウォレットの両方について補償条件を統一し、ホットとコールドで同じ補償範囲となる保険を用意した。同社公式ブログで5月29日に明らかにした

今回の新サービスは、仮想通貨保険市場の50%のシェアをうたう米保険大手のエーオンとの提携によるもの。既報の通りエーオンは、仮想通貨業界に対応するため、仮想通貨業界固有の補償を検討していると述べていた。

アンカレッジによると、ほとんどのカストディアン(資産管理者)はホットウォレットコールドウォレットを組み合わせており、ホットとコールドで補償範囲が異なる場合があるという。そのため、すべての仮想通貨カストディ保険において、(ホットとコールドで被害内容などが同じであっても)等しく補償が行われるとは限らないと述べた。

そこでアンカレッジは、ホットウォレットとコールドウォレットの両方について条件を統一し、ホットとコールドで同じ補償範囲となる保険を用意したそうだ。

ほとんどのカストディアン(資産管理者)は、ホットウォレットとコールドウォレットの両方で仮想通貨を保管しており、どちらを利用しているかにより犯罪被害などによる補償条件が違う。アンカレッジはこの違いをなくし、顧客が同じ補償を得られるようにした。出典: アンカレッジ公式ブログ


翻訳・編集 コインテレグラフ日本版