クラウドベースの仮想通貨取引ソフトウェアプロバイダの『TradeSanta』によると、仮想通貨取引を行う際に複数の取引所を利用することには、合理的な理由があるという。そして同社では、複数の取引所の口座を一元管理するための直感的なインターフェースを開発済みだ。

TradeSanta社の幹部は、「複数の取引所を利用することで、トレーダーはより多くの通貨ペアを取引することができる。また、市場でいま何が起きているのか、より大局的な視点が得られる」と語る。たとえば、ある取引所が別の取引所よりも安くビットコインを販売しているのを見つけたとすれば、理論上はアービトラージにより利益を得られるはずだ。

TradeSantaによると、直感的なAPIの採用によって、世界中の取引所がクラウドベースのソフトウェアにリンクされるため、複数の口座に同時ログインするリスクがなくなるという。同社では、ユーザーが迅速かつ安全にアカウントに接続できるように、わかりやすいガイドブックを用意している。同時に、トレーダー初心者が、自分に合ったトレード方法をみつけるのに役立つ情報も提供している。

ボット設置までわずか2分

TradeSantaによると、取引所同士を接続するプロセスさえ完了すれば、ユーザーに対して2分以内に取引用ボットが付与され、自由に設定できるようになるという。あとは、トレードしたい通貨ペアを選ぶだけだ。

TradeSantaでの取引は、「買い一辺倒」ではない。ロング(買い)とショート(売り)の両方の戦略をとることができる。市場が強気と弱気の入りまじった「気まよい」の状態にあるときには、いったん現金化(法定通貨化)することもありうる。利益確定のターゲットは、相場が一定の価格水準に達したときにポジションが自動的にクローズされるように設定することができる。また、仮想通貨の価格が、特定のテクニカル指標に基づいて変動していると判断するなら、自動的に新しい取引が開始されるように設定することも可能だ。これらの売買ストラテジーは手動で設定することもできるし、トレーダーが望むならば、面倒な設定作業がすべて事前にインプットされたテンプレートを用いることもできる。

TradeSantaの入手はこちら

仮想通貨取引は、24時間年中無休で行われている。しかし、市場の動きを常時把握することは不可能に近い。TradeSantaによると、トレードの自動化によって、ユーザーはコンピュータやスマートフォンに張り付いている必要がなくなり、睡眠を取ったり、他のビジネスをしながらでも、取引チャンスをつかむことができるのだという。

透明性の高いアナリシス画面により、ユーザーは自分のボットがどのような取引をしたのか、最新にして完全な情報をいつでも入手することができる。また、急激な相場変動時には、アラートをTelegram経由で即時に受け取ることもできる。

100万件の取引実績

TradeSanta発表のデータによると、同社の自動取引プラットフォームに対する需要は順調に伸びている。すでに100万件以上の取引が同社のソフトウェアを通じて実行されており、現時点でも14,500以上の取引ボットが稼働中だ。ウェブ版、Android版およびiOS版のアプリにより利用できる同ソフトウェアは、36,500人のアクティブユーザーからなる活発なコミュニティも有している。

同社は、初心者から上級者まで、あるいは、ライトユーザーからヘビーユーザーまで、あらゆる層のトレーダーが自分に合ったプランを見つけられるよう、複数の料金プランを用意している。無料プランでは、事前に設定されたすべてのトレード戦略の利用、すべての通貨ペアの取引、最大2つまでのボットの同時使用が可能だ。課金ユーザーは、利用可能な取引ボットの数が増える。

TradeSantaは、同社のグローバル戦略に基づき、トルコ語やポルトガル語を含む、新しい言語でのサポートも発表している。同社の幹部らによると、これは現地からの要望に応えたものだという。

TradeSantaはバイナンス、Huobi(フォビ)、アップビット、HitBTC、ビットフィネックス、ビットトレックスなどの世界の主要な取引所をサポートしている。同社によれば、BitMEXとOKExへの対応も間もなくとのこと。

TradeSantaの詳細はこちら