仮想通貨取引プラットフォーム、初心者向け裁定取引ソフトをリリース

 17年11月に創設された、ロンドン拠点のスタートアップであるアービタオ(Arbitao)が、裁定取引用のプラットフォームを発表した。裁定取引とはプロの取引に由来する用語で、同一の資産を売買して価格の違いから利益を得ることだ。同プラットフォームは既に、熟練したユーザーでも、予算の小さい初心者のトレーダーでも利用できる。

広いカバー範囲

 同社の代表らは、このプラットフォームは17年後半以降、最初の出資者達によって十分に試験されてきたと述べた。アービタオのカレル・ミリンCTOは同社のプレスリリースで「多くのイニシャル・コイン・オファリング(ICO)プロジェクトには実働する製品が無く、おそらくいつまでも無いままだろう。アービタオは違う。我々の目標は、ICOを始める前に、実働する検査済みのプロダクトを提供することだった。そしてそれは成功した」とコメントした。

 アービタオのチームは、ロンドンとモスクワの2つの事業所に分かれており、上海に外注も行っている。アービタオのプレスリリースによると、同社の裁定取引システムは現在19社の取引所の価格を比較しており、ユーザーの全投資を活用して取引を行い、利益を生み出すことができる。自動化された取引ソフトウェアによって、裁定取引の「閉じたループ」の外部にいる人々が利益を得ることが可能になる。

 アービタオが解決しようとしている課題の1つは、経験の浅いユーザーのために裁定取引を民主化しデイトレーダーと競い合えるようにすることだ。同社の代表者はコインテレグラフに対し「我々の支持者は規模拡大のすべを持たない仮想通貨の初心者や新たに裁定取引を行う人々なので、この裁定取引プラットフォームを通じてユーザーのコインを非中央集権化することでそれを実現した」と述べた。

利益の出し方

 アービタオのホワイトペーパーには、「多くのペアは流動性に欠けており、市場のボラティリティは非常に高い。これにより取引所間で価格の違いが生まれる。様々な取引所を監視することで、特定ペアの値開きは最大5%になることが分かる」と記されている。

 アービタオのプラットフォームはユーザーにいくつかの稼ぎ方を提供している。多くの仮想通貨取引所でのトレードによる裁定取引で、日歩0.5~0.75%の利益を毎日得てもよい。
もう1つの方法は、アービタオに友人を招待することで利益を得ることだ。同チームは各ユーザーに、友人の投資総額の18%の報酬を約束している。同社のウェブサイトでは「アービタオとはコミュニティに他ならない」と述べられている。

 アービタオへのステーキングから最大5%の利益を得てもよい。同社のウェブサイトには「ステーキングはアービタオの持続可能な発展にとって重要であり、非中央集権化の向上やブロックチェーン・セキュリティの改善といった大きな恩恵をアービタオ・ネットワークにもたらすので、報酬が与えられる」と記されている。

 同チームは、独自のブロックチェーン・コインであるATAO(単なるトークンではない)と独自の内部取引所であるTAOxを開発した。これにより、ATAOの価格変動への投機で稼ぐチャンスが生まれる。

 アービタオは18年7月22日にプレセールを開始し、早期出資者全員に特別ボーナスが与えられる予定だ。プレセールは8月7日に終了し、参加者全員が実働するアービタオのシステムを試すことができる予定だ。

 メインのクラウドセールは18年8月12日に開始し、18年9月9日まで続くことになる。

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