3月25日:仮想通貨市場は本記事の執筆時点までの24時間でやや下落しているものの、過去7日間で見れば上昇している。
コイン360によれば、仮想通貨上位10銘柄は過去24時間の間に下落しており、合計時価総額は本記事の掲載時点で3300億ドル(約34兆6000億円)付近となっている。
コインテレグラフの価格指標によれば、ビットコイン(BTC)の価値は5%程度下落しており、8520ドル付近で取引されている。
イーサリアム(ETH)は519ドル付近で取引されており、過去24時間で3.7%下落している。
カルダノ(ADA)とステラ(XLM)もそれぞれ2.19%、3.13%下落。それぞれ0.18ドル、0.23ドルで取引されている。
3月24日にビットコインが9000ドルに近づき、イーサリアムが600ドルに接近した後、仮想通貨市場は再び変動するようになった。昨日のコインテレグラフでは、ナイジェリア預金保険公社が、実物商品による裏付けが無いことを理由に、国民に対し仮想通貨に関わらないよう警告したと伝えた。これが新たな下落の動きに影響したと思われる。
また、23日には、レディットがプレミアム会員プログラムであるレディット・ゴールドの支払いにビットコインを使用するオプションを「今後のコインベースにおける変更」を理由に取り止めた、と伝えた。
しかし、過去7日間の期間で見れば大多数の仮想通貨は上昇しており、いくつかのアルトコインは60%も上昇している。
ビットコインとイーサリアムは先週、それぞれ11%と8%上昇しており、上位10種類のアルトコインのほとんども同様、もしくはそれ以上の上昇を示している。
先週の間に最も大きく上昇したのはおそらくEOSであり、18日の時点では4ドルで取引されていたが、58%も上昇した。コイン360によれば、このアルトコインは、現在6.58ドルで取引されている。上昇の理由はおそらく、ブロックワンとフィンラブAGが、ヨーロッパでEOS.IOのソフトウェアプロジェクトの開発を促進させるために、1億ドルのファンドを立ち上げると発表したためと思われる。