5月20日:仮想通貨市場は過去24時間でいくらかの成長を見せた。コインマーケットキャップに掲載されている仮想通貨上位10種全てが、上昇を示すグリーン表示になっており、全体の市場総額は3920億ドル(約43兆5000億円)に迫っている。

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 ビットコイン(BTC)は記事執筆時点までの24時間で約3%上昇し、現在は8520ドルで取引されている。

Bitcoin Charts

Bitcoin price chart. Source: Cointelegraph Bitcoin Price Index

 イーサリアム(ETH)は700ドルレベルを超え、現在は719ドルで取引されており、過去24時間で3%上昇した。

 

Ethereum Charts

Ethereum price chart. Source: Cointelegraph Ethereum Price Index

 市場全体の時価総額は約3920億ドルと、18日に3610億ドルまで落ち込んでから、ゆっくりと回復している。Total market capitalization chart

Total market capitalization chart. Source: CoinMarketCap

 新たに時価総額トップ10入りしたアルトコインのトロン(TRX)は、過去24時間で11%上昇と、最大の上げ幅を見せた。記事執筆時点では0.076ドルで取引されている。ビットコインキャッシュ(BCH)は1290ドルで取引されている。記事執筆時点までの過去24時間で9%上昇したが、過去1週間では12.5%下落しており、上位10コインの中で最大の下げ幅となっている。

 仮想通貨市場全体では、1週間で約10%の下落となった。この週はコンセンサス会議が開催され、ファンドストラット社のトム・リー氏など、値上がりを予測するアナリストもいたが、そうはならなかった。下落を受けてリー氏は、仮想通貨業界には、機関投資家向けツール、銀行からのサポート・明確な規制という形での「3つの進展」が進んでいないとコメントした。

 この週の前半、イーサリアム財団顧問のウィリアム・ムガヤル氏は、規制機関には仮想通貨に対する基本的な理解が不足していると述べた。特に、米証券取引委員会(SEC)は業界の中核的な特質の理解に欠けており、画一的なアプローチを適用しようとしているとした。

 コインテレグラフは18日、仮想通貨関連口座へのサービス提供を銀行に禁じたインド準備銀行(RBI)による最近の措置に対し、異議申し立てをどの高等裁判所でも受け付けないことを、インド最高裁が決定したと報じた