ビットコインを含む仮想通貨の試練が続いている。日本の連休の最終日早朝、ビットコインは再び10%以上下落。重要な心理的節目となる4000ドルを割った。一週間で実に30%の下落だ。

仮想通貨XRPも10%以上下落しここ1ヶ月で最低値となった。

時価総額ベースで上位10の仮想通貨の中で唯一下落を逃れているのはステーブルコインであるテザーだけとなっており、市場全体が底抜けたかたちだ。

国内の仮想通貨・ブロックチェーン業界関係者によると、ビットコインが1500ドルまで下落することを見込む声も聞こえる。一方で「チャート的にそれ以上は下がることは難しいと見ている」(元FX業界関係者で現在海外仮想通貨取引所関係者)

米CNBCの人気仮想通貨ニュース番組の司会Ran Neunerは「弱気相場は仮想通貨の発展に貢献せず投機だけを目的とする握力の弱い者を振り落とす。弱気相場が終わったときに誰が貢献していたか、そうでなかったかわかるだろう。生き残りたかったらなにかを作り、貢献することだ。」

ちなみに下落が続くのは仮想通貨市場だけではないのは留意しておくべきだろう。米モーガンクリークデジタルアセッツ創業者であるアンソニー・ポンプリアーノ氏によると、原油はこの一週間で30%の下落。フェイスブックやアップル等の米大手IT企業株も高値から20〜40%下落している。