3日の仮想通貨相場、小休止 今後は機関投資家の動向注視か

先月末から上昇基調にある仮想通貨相場は、3日、地固めに入ったようだ。ビットコイン(BTC)は、レジスタンス水準とされる6500ドルより上で取引しており、時価総額上位のほとんどの仮想通貨は小動きで取引されている。また今週は欧州議会から仮想通貨相場にとって好材料が出た。さらに一段階上昇するかどうかは、機関投資家の動向にかかっていると言う見方が出ている。

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Market visualization from Coin360

ビットコインは、執筆時点で6560ドルで過去24時間で1.5%下落。1日の最高値は6687ドルだ。今週、ファンドストラットのロバート・スライマー氏が解説したところによると、ビットコインは6300ドルのレジスタンス水準を余裕を持って超えて取引できれば上昇局面を迎えるという。

 

Bitcoin Price

Bitcoin price chart. Source: Cointelegraph Bitcoin Price Index

イーサリアム(ETH)は、執筆時点で464ドルの水準で推移していて、過去24時間で2.4%下落。1日の最高値は、484.5ドルで今週に入って約4%上昇した。

 

Ethereum Price

Ethereum price chart. Source: Cointelegraph Ethereum Price Index

リップル(XRP)は、アルトコインの中でも上げ幅が高く、過去24時間で3%も上昇。現在は0.49ドルで推移している。銀行間の送金をめぐる競争は激しくなっているが、現在のところリップルの価格に対する影響は限定的なようだ。3日、欧州のブロックチェーン・トレーディング・プラットフォームの「we.trade」が5つの大手銀行と20の企業間のライブでの取引を完了させたと発表。「we.trade」は、ハイパーレジャー・ファブリックを基盤にしたIBMのブロックチェーンプラットフォームを基盤にしている。

XRP

XRP seven day chart from CoinMarketCap

仮想通貨市場全体の時価総額は、約2683億ドルで先週の底値だった2326億ドルから15%も増加した

 

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Total market capitalization of all cryptocurrencies from CoinMarketCap

 今週は欧州議会から良いニュースがきた。欧州議会は新たな報告書の中で仮想通貨について、議員たちは「禁止」も「無視」もしないと述べ、「今後しばらく存続する」と予測。仮想通貨のグローバルな取引ネットワークは、「比較的安全で、透明性があり、スピードが速い」とし、仮想通貨を「プライベートマネーの現代版」と称賛した

 先月末からの上昇からひと段落を迎えた現在、多くの投資家が期待しているのは機関投資家の動向だ。

 昨日、米国の仮想通貨取引所コインベースが、機関投資家向けにデジタル資産を管理する「コインベース・カストディー」を立ち上げたと発表。コインベースは、「「手付かずの機関投資家の100億ドルほど解放する」ことを目指して様々な商品を発表している。