XRPとソラナの投資家関心には「非常に大きな隔たり」

コインベース・アセットマネジメントのアンソニー・バシリ氏によると、一般投資家は上位2銘柄以外のどの仮想通貨資産に本格的な注目を向けるべきかについて、明確なコンセンサスに至っていない。

「投資家コミュニティにおいて、最初に組むべきポートフォリオとしてビットコインが正しいという非常に明確な見方があります。次はビットコインとイーサリアムです」と、バシリ氏は水曜日にニューヨークで開催されたブリッジ会議でコインテレグラフのインタビューに応じて述べた。

バシリ氏は、ソラナ（SOL）が「おそらく」三番目の資産として意識されていると指摘した。「市場はその次にどの資産を保有したいのか、極めて不確実です」と述べ、ソラナの後にはXRPとの差が「非常に大きい」と付け加えた。

「四番手の座はまだ確定していない」＝バシリ氏

「次に四番手に入るネットワークやアプリケーションのプロダクトマーケットフィットを見極める必要があります」と語った。

バシリ氏は、XRPが「実行面で素晴らしい仕事をしている」にもかかわらず、投資家はより大きなネットワークの動きが必要だと述べた。「つまり、流動性エコシステムの一部になっている姿を見る必要があるのです」と話した。

木曜日、カナリー・キャピタルのXRP ETFは初日の取引高が5,800万ドルとなり、2025年の仮想通貨ETFと伝統的ETFを含めた中で最も成功したデビューを記録した。

バシリ氏は、カストディアンの買収、ステーブルコインのオーケストレーションレイヤー、ブローカー・ディーラーの取得など、リップル側の大きな進展を指摘した。

「彼らはすべて適切なステップを踏んでいます。問題は、市場が彼らを次のトップ4資産になれる準備が整っていると考えるかどうかです」とバシリ氏は述べた。

バシリ氏は、仮想通貨市場は物語や憶測を基に資産を評価する傾向がある一方で、キャッシュフローを詳しく見ると市場の認識がすぐに変わる可能性があると強調した。

「市場は実際には物事をうまく評価していません。キャッシュフローが見えてくると、より現実的になり始めるのです」と述べた。