仮想通貨投資家であり、コインベースやオープンシーの取締役でもあるケイティ・ホーン氏は、新しいファンド「ホーン・ベンチャーズ」のために15億ドルを調達したと発表した。
ホーン氏はツイッターに記事を投稿し、これらの資金がWeb3プロジェクトへの投資に使用されると発表している。
Introducing @HaunVentures, a firm built for the next generation of the internet. We’ve raised $1.5 billion across two funds to invest in web3. An exciting first step, but the real work begins now. https://t.co/tBeE4OEJkD
— Kathryn Haun (@katie_haun) March 22, 2022
ホーンベンチャーズでは、2つのファンド--5億ドルのアーリーステージ・ファンドと10億ドルのアクセレーション・ファンドを通じて投資を行っていくという。PitchBookのデータによると、女性のジェネラルマネージャーによる投資ファンドとしては最大のデビューになるという。
ホーン氏は「Web3技術スタックのすべてのレイヤー」に投資し、初期段階と成長段階の両方でプロジェクトを支援することを目指すとしている。サポートするプロジェクトを通じて10億人以上にリーチすることを目指すとも付け加えている。
ホーン・ベンチャーズはまた、Web3や仮想通貨領域における政策面での取り組みも進める考えだ。「私たちはポートフォリオと連携して誤解に対抗し、政策立案者を関与させ、ポジティブなユースケースを強化し、Web3のグローバルキャンペーンを主導していく」と述べている。
ホーン氏はもともと米司法省で連邦検察官として10年間のキャリアを持ち、米政府での仮想通貨タスクフォース創設に関与した。その後、民間分野に転身し、2017年にコインベースの取締役に就任したほか、アンドリーセン・ホロウィッツで仮想通貨ベンチャーファンドの運営にも携わっていた。