ビットコイン(BTC)の価格は下落しているが、一部の仮想通貨専門家は将来について楽観的な見方を崩していない。

金融比較プラットフォームのFinder.comの新しい調査によると、仮想通貨専門家の半数は、2040年までにビットコインが法定通貨に取って代わるだろうと考えている。

この調査は42人の仮想通貨専門家を対象に調査したものだ。最近のビットコインの価格下落は、専門家たちの長期的な視点に影響を与えていないようだ。

調査によると、回答者の50%はビットコインが今後20年以内に国際金融で支配的な存在になると考えている(レポートの中ではハイパービットコイン化と呼んでいる)。44%は逆にそのような展開にはならないだろうと考えている。

また回答者の55%は、エルサルバドルのようなビットコインを法定通貨として認める動きが、ほかの発展途上国にも広がるだろうと考えている。仮想通貨専門家の33%は、今後10年以内にそのような動きが発生するだろうと予想している。21%は10年以上の時間が掛かるだろうと考えている。

専門家たちの間で意見がほぼ一致しているのは、ビットコインマイニングを取り巻く環境問題だ。回答者の93%が、環境問題への懸念がビットコイン価格に悪影響を及ぼしていると指摘。その中で31%は、電力消費の問題が価格に非常に大きな影響を与えたと考えている。

それでも回答者の66%は、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)を「必要悪」だと考えており、55%は
プルーフ・オブ・ステーク(PoS)への移行に否定的な考えを示した。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン