中央集権型の仮想通貨取引所クラーケンは2024年の財務報告を発表し、年間売上高が15億ドルに達したことを明らかにした。これは2023年と比較して128%の増加になる。
クラーケンによると、2024年の利払い・税引前・減価償却前利益(EBITDA)は3億8000万ドルに達した。
また、年間取引高は6650億ドルに上り、資金を預け入れているアカウント数は250万以上であった。
クラーケンの売上高、 EBITDA、保管資産、口座数. Source: Kraken
今回の財務報告は、クラーケンがサービスの提供内容を変更し、事業を再構築する中で発表された。
クラーケンは2024年11月、ローンチから1年後に非代替性トークン(NFT)マーケットプレイスを閉鎖した。同社は今後の新たなプロダクトとサービスの開発に注力するための措置だと説明している。
コインマーケットキャップのデータによると、NFT市場の売上高は2024年を通じて徐々に減少し、1月の月間売上高36億ドルから、9月には10億ドル未満まで縮小した。
NFTの販売高の推移 Source: CoinMarketCap
2024年12月、クラーケンは破産したFTXの財産管理人から選定され、元顧客や債権者への分配業務を担当することになった。支払いは2025年の最初の2カ月間に行われる予定であり、これにより、FTXの元顧客が資金を出金したり、他の仮想通貨へ交換したりすることで、クラーケンの取引高が増加する可能性がある。
ETF発行会社ビットワイズは、クラーケンが2025年に株式市場へ上場する可能性が高いと予測している。
この予測によれば、ステーブルコイン発行会社サークルや金融サービス企業フィギュア、ブロックチェーン分析企業チェイナリシスなどと並び、クラーケンも株式市場に上場する可能性がある。
また、クラーケンは、2年間の休止期間を経て、米国の顧客向けにステーキングサービスを再開した。現在、米国37州の居住者が、クラーケン・プロでイーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、ポルカドット(DOT)など、17種類のデジタル資産のステーキングを利用できる。
クラーケンは2023年2月、米証券取引委員会(SEC)との和解に伴い、3000万ドルの罰金を支払い、ステーキングサービスを一時停止していた。SECは当時、クラーケンが適切なライセンスを取得せずにステーキングサービスを提供し、未登録証券を販売したと主張していた。
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