仮想通貨投資商品は3週連続で資金流出を記録した。ただし、急落後にデジタル資産価格が落ち着いたことで、売却のペースは大きく鈍化した。
仮想通貨の上場取引型商品(ETP)は先週、1億8700万ドルの資金流出を記録した。過去2週間で計34億3000万ドルの流出が発生していたのに比べ、大幅な減少となった。コインシェアーズが月曜日に明らかにした。
この鈍化は、ビットコイン(BTC)が2024年11月以来の安値まで下落した局面と重なった。先週木曜日には、コインベースで一時6万ドルを付けた。
コインシェアーズのリサーチ責任者であるジェームズ・バターフィル氏は、仮想通貨価格と資金フローは概ね連動する傾向があるとした上で、流出ペースの変化は投資家心理の転換点を示す指標として、歴史的により重要な意味を持ってきたと述べた。
ビットコインETPのみが大幅流出、XRPが流入首位に
ビットコイン関連の投資商品は先週、唯一大きな損失を被ったETPの分類となり、資金流出額は2億6440万ドルに達した。
一方、XRP(XRP)関連ファンドは6300万ドルの資金流入を集め、流入額で首位となった。イーサ(ETH)やソラナ(SOL)に連動するその他のアルトコインETPも、それぞれ530万ドル、820万ドルの小幅な流入を記録した。

SoSoValueのデータでは、ビットコインETPからの資金流出の大部分は、現物型ビットコインETFによるもので、先週の流出額は3億1800万ドルに上った。
ETPの週間取引高、過去最高の630億ドルに
先週の資金流出鈍化について、バターフィル氏は「市場の底打ちに達した可能性がある」との見方を示し、ETPにおいて底値形成が進んだ可能性を示唆した。
資金流出が緩和した一方で、先週は取引活動において節目となった。バターフィル氏によれば、ETPの取引高は過去最高の631億ドルに達し、前年10月に記録した564億ドルを上回った。
週末時点で、ビットコインETPの運用資産残高(AUM)は1027億ドルとなった。一方、ETFのAUMは900億ドルを下回った。

また、世界全体の仮想通貨ETPのAUMは1290億ドルまで減少し、2025年3月以来の低水準となったとバターフィル氏は指摘した。
仮想通貨ETPは3週連続の資金流出を受け、年初来の累計流出額は12億ドルに達した。これに対し、ビットコインETFの累計流出額は19億ドルとなっている。
このほか業界動向として、大手仮想通貨ファンド運用会社の21シェアーズは先週、オンド(ONDO)に連動するETFについて、米証券取引委員会(SEC)に申請を行った。
bitbankで新規口座開設後、1万円の入金でもれなく現金1,000円プレゼント!【PR】

