ビットコイン創設者サトシ・ナカモトを自称するクレイグ・ライト氏は、50万BTCの支払いを要求した裁判に納得していないようだ。
先月30日、ライト氏の弁護士は米国フロリダ州の裁判所に文書を提出し、ライト氏を「詐欺」と断罪したレインハート判事の判決に対する申し立てを行うための準備期間として14日の猶予を求めた。
ライト氏の弁護士は、レインハート判事に判決を下す権利がないと主張している。ちなみにレインハート判事の名前のスペルを間違えた箇所がある。また、天候も猶予の理由としてあげた。
「中部と南部のフロリダは大きなハリケーンが直撃する恐れがある。ハリケーン「ドリアン」は来週初めにフロリダに上陸する予定で、ライト博士の弁護士はハリケーン準備のために多大な時間を使っており、この問題に取り組む労力が限定されている」
レインハート判事は、ライト氏を「偽証」や「詐欺的な文書」の提出で断罪。かつてのパートナーであった故デイブ・クレイマン氏の資産管理人に約50万BTCの取り分を認めた。
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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版