ビットコインマイニング企業コア・サイエンティフィックは、破産からの再建後、第1四半期の財務結果が改善したと報告した。同社の総収入は1億7930万ドルで、前年同期に比べて5860万ドルの増加となった。四半期の純利益は2億1070万ドルに達し、前年同期の40万ドルの純損失から大幅に増加した。この純利益の増加は、総額1億4380万ドルの債務に関する利益と、破産関連費用の減少によるものだと同社は説明している。
デジタル資産のマイニングからの収入は1億5000万ドルで、ホスティングによる収入は2930万ドルに達した。マイニングコストを超えるデジタル資産マイニング収入は6840万ドルで46%の粗利益率となった。前年同期は2540万ドルで26%の粗利益率だった。マイニングによる全体の収入の増加は、ビットコイン価格の上昇とマイニング能力の向上によるものだ。同社によると、マイニング収入はビットコイン価格の134%の上昇と、自社マイニングのハッシュレートの20%の増加によって牽引された。
ホスティングコストを超えるホスティング収入は930万ドルで32%の粗利益率を示し、前年同期の640万ドルで28%の粗利益率から増加した。ホスティング収入の増加は、新しいデジタル資産マイニングクライアントのオンボーディングにより、ホスティング収入が670万ドル増加したことが貢献した。
「当社のインフラは、高性能コンピューティングに必要な電力とインフラの巨大な需要を利用する上で適切な位置にあると考えている。これが当社のビジネスにとって次の大きな成長機会だと見ている」と、コア・サイエンティフィックのアダム・サリバンCEOは決算報告の説明会でのべた。
2024年第1四半期には、コア・サイエンティフィックは自社でマイニングしたビットコインが2825BTCに達し、北米の上場企業としては最も多いという。同社は約745メガワットのインフラを所有し、四半期中に総ハッシュレート25.5EH/sを生成した。これには自社マイニングの19.3EH/sとホスティング運用の6.2EH/sが含まれている。

ビットコインの半減期イベントを受けて、コア・サイエンティフィックは低価格での戦略的なマイニング機器の購入を計画しているという。
コア・サイエンティフィックは1月16日に破産からの脱却し、ナスダックでの株式再上場の裁判所の承認を受け、13ヶ月にわたる再建プロセスに終止符を打った。
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