自動車部品世界2位の独コンチネンタルが「ドライブしながら稼ごう(Earn As You Drive)」というアプリを立ち上げた。ブロックチェーン技術を使って運転手の情報をマネタイズする狙いだ。29日付のフォーブスが報じた。
記事によると、コンチネンタルは、ハイテク企業ヒューレット・パッカード・エンタープライズとオープンソースネットワークのCrossbar.iと提携し、新たなアプリを開発した。
新たなアプリを使えば、運転手は、駐車場の空き情報をコンチネンタルにシェアすることでデジタル通貨を稼げるようになる。コンチネンタルは、駐車場運営業者など第3者にデータを送信する。運転手は、情報共有に同意することでアプリを使うことができる。
新たなアプリは、コンチネンタルのブロックチェーン基盤のデータ・マネティゼーション・プラットフォーム(DMP)の最初の例になるという。
コンチネンタルとヒューレット・パッカードのプロジェクトは2月に発表された。データのマネタイズのほか、ドライバーの自信アップと安全性強化にデータを使う狙いもある。
既報の通り、英国最大の自動車メーカーであるジャガーランドローバーが、運転手がデータをシェアすれば仮想通貨IOTA(アイオタ)を稼げるというソフトウェアの試験を行なっている。
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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版